私たちの体には、自分の意志で動かすことのできる筋肉と自分の意識では動かせない筋肉があります。
普段筋トレなどで鍛えているのは自分の意志で動かせる筋肉で、これは目に見えて成長がわかります。
筋肉を鍛えることで、体の巡りがよくなったり、見た目が良くなるなどのメリットが多々あります。
今回は筋肉や筋肉のプロボディビルダーについて詳しく調べてみました。
筋肉の種類は1つじゃない!3つの筋肉の種類とは?
筋肉は細かく分けると、骨格筋、心筋、平滑筋と3つの種類があります。骨格筋とは通常筋肉と呼ばれているもので、ほとんどの骨格筋は骨につき関節を動かしたり、骨格をスムーズに動かす働きがあります。
骨格筋は多数の核を持つ多核細胞で、細長い円柱の筋繊維の集まりで、種類は400種類以上あり、体重の半分を占めると言われています。
心筋は、心臓を構成する筋肉のことで、心臓の壁の部分を主に構成しています。骨格筋と違い単核でできており、自分の意思で動かすことができません。
平滑筋は内臓や血管に多く存在している筋肉で、リズミカルに収縮することで内臓器官を動かす働きがあります。心筋同様、自分の意志で動かすことはできません。
上半身と下半身の骨格を鍛えるメリットは?
一般的に私たちがトレーニングで鍛えているのは骨格筋です。上半身の骨格筋を鍛えることのメリットは、まず見た目の変化です。
トレーニングを繰り返すことで筋繊維が肥大し、太い腕や厚い胸板、割れた腹筋などのように見た目が大きく変化します。見た目だけでなく、新人代謝が活発化し、脂肪燃焼効果が高くなり、太りにくい身体になります。
次に、下半身の骨格筋を鍛えるメリットです。
下半身には身体の7割の骨格筋が集中していますが、衰退するスピードは上半身の3倍だと言われています。下半身を鍛えることで、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎのポンプ運動が活発化し、心臓に血液をしっかりと送ることができるので血液の巡りがよくなります。
女性の場合は、むくみ解消や冷え性の改善にも効果的で、太ももの骨格筋がお尻をしっかり支えることができるので、お尻などのヒップアップの効果があります。
筋肉が大きくなる!筋肉痛のメカニズムとは?
トレーニングをした後に襲ってくる筋肉痛は、トレーニングにより筋繊維がダメージを受けることによって生じます。
しかし、筋繊維には痛みを感じる神経がなく、ダメージを回復する際に発痛物質が分泌されるので、運動時に痛まず、運動後に時間差で筋肉痛になるのです。筋肉痛があるうちは、無理なトレーニングをするのではなく、しっかりと筋肉を休めましょう。回復すると筋繊維はダメージを受ける前よりも少し太くなり、トレーニングと回復をくりかえることで徐々に大きな筋肉に育てることができます。
筋肉のプロ!ボディービルダーのこだわりとは?
大きな筋肉といえばボディービルダーを思い浮かべると思います。ボディービルの基本は大きな筋肉です。身体中の筋肉が大きく盛り上がり、ゴツゴツとした体つきの印象です。
全身の筋肉を鍛え抜いているボディービルダーは、毎日何時間も厳しいトレーニングをしているように思われますが、きちんと鍛える時間と休息の時間を計算し、効率よく筋肉を育てています。胸、足、腕、腹筋、背中などの部位を1日1部位、およそ1週間かけて全身を鍛えます。
同じ部位は1週間で1日しか鍛えませんが、鍛える際にはかなり極限まで追い込んだトレーニングをして負荷をかけているため、育つ筋肉の大きさもかなり大きいのです。
また、ボディビルダーは、食事のコントロールや摂取する栄養分にもとても敏感です。バランスの良い食事やサプリメントで最大限に筋肉を育てる努力をしているのです。
以上、知識で変わる!ボディービルダー向けの筋肉を鍛えるメリットとは…でした。