仮性包茎や真性包茎に比べて、カントン包茎の名前はあまり知られていないかもしれないですね。
カントン包茎には仮性包茎や真性包茎とは違い、危険性も高いと言われているのです。
今回はそんなカントン包茎について、カントン包茎とはどういうもので、いったいどういった危険性があるのかを中心に見ていきます。
本当にカントン包茎のまま放置してくのは危険なのですよ。
カントン包茎っていったいどんな状態でどんな危険性があるのか
カントン包茎とは、包皮をむいたまでは良いが、勃起時ではなく平常時においても元に戻らない状態のことを言います。
包皮輪が狭いのに皮をむいたために、亀頭冠(いわゆるカリ首)の所で引っ掛かってまうために起こります。
ただむけているだけならばマシなのですが、包皮輪が狭いために陰茎を締め付けることで、うっ血することもあります。
締め付けることで痛みが起こることもあります。
うっ血の状態が続くことで、締め付けられた場所から亀頭にかけて血が通わずに、壊死してしまう可能性もあるのです。
状態がひどければ緊急で手術を行う必要性が出てくるなど、カントン包茎は危険な状態になることが多々あるのです。
なぜカントン包茎になってしまうのでしょうか
直接の原因としては、包皮輪が狭いことが挙げられます。
亀頭の形状から、包皮から亀頭を出す方向へは容易なのですが、元に戻す際には亀頭冠で引っ掛かってしまうことで、カントン包茎となってしまうのです。
生まれつき包皮がやや長くて包皮輪が狭い方もおられるかもしれませんが、通常は勃起するたびに徐々に包皮輪が大きくなるものです。
またまだ亀頭が大きく成長する前に、皮をむくと言う習慣がなかったことも原因として考えられます。
そして真性包茎を自分で治そうする際、まだ十分に包皮輪が広がっていないのに、無理やり皮をむいてしまうことでも起こります。
やはり小中学生の頃から、遊び半分興味半分で皮をむくことが本当に大切なのですね。
厄介なカントン包茎って自分で治せるのでしょうか
まず皮をむいて元に戻らないだけで、痛みやうっ血などが無い場合に限ります。
もし痛みやうっ血と言った症状があるのならば、早急に病院を受診してください。
壊死してしまうと、もう生殖器としての役割を果たせなくなりますから。
まず皮が亀頭冠で引っ掛かって戻らない重度のカントン包茎の場合には、いくらうっ血や傷みが無いにしても自分で治すことは不可能です。
カントン包茎の中でも包皮輪狭窄と呼ばれる軽度のカントン包茎は、亀頭への締め付けはあるものの何とか戻せる場合は、自分で治せる場合があります。
カントン包茎は包皮輪の狭さが原因ですから、指を包皮輪から入れて左右に広げます。
皮ですから少しずつですが伸びますので、毎日数十分数週間続ければ、徐々にですが包皮輪が伸びてカントン包茎が治る可能性があります。
ただ現実問題として、指が包皮輪内へ入らない人が多いことでしょう。
この場合には包皮輪を広げるための器具が販売されていますので、こちらを利用して包皮口を広げることになります。
ただカントン包茎の場合には、基本的には病院を受診して治療を受けることになります。